
組織のマネジメント能力
(聞く、理解する、伝える)
学生の英語コミュニケーション能力をぶれずに評価できるため、多くの大学において、スコアがクラス編成の基準として利用されています。
「Listening」「Reading」「Speaking」「Writing」個々の英語力を個別にスコアで把握できるため、学生の英語コミュニケーション能力に合わせたクラス分けが可能です。スコアや属性欄を用いたアンケート調査などを活用することで、さまざまなデータを収集・分析することができ、きめ細かいクラス分けや指導が可能になります。例えば、入試区分別のスコアを分析し、学生一人一人に合わせた授業内容の選定に利用できます。
例えば、TOEIC L&RやTOEIC Bridge L&Rは、テスト実施から7日※以内にテスト結果を入手できます。
入学式の当日に団体特別受験制度(IPテスト)を実施し、新学期からのクラス分けに多くの学校が活用しています。
~ 新入生は入学前にTOEIC L&Rを受験。そのスコアで習熟度別クラスを編成~
2021年度は大学334校、短期大学56校、高等専門学校44校が単位認定にTOEIC Programを活用してます。
TOEIC Programのスコアを活用した大学での単位認定基準の一部をご紹介します。
学校名 | 学部・学科名 | 活用テスト名 | 基準スコア | 単位数 |
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駒沢大学 | 経済学部 | L&R | 500 | 4単位 |
L&R + S&W | 700 | 4単位 | ||
中央大学 | 総合政策学部 | L&R | 1年次 550 | 2単位 |
L&R | 2年次 650 | 2単位 | ||
L&R | 3年次 700 | 2単位 | ||
L&R | 4年次 750 | 2単位 | ||
富山県立大学 | 工学部 | L&R | 500 | 1単位 |
L&R | 600 | 2単位 | ||
福岡県立大学 | 全学 | L&R + S&W | 1095 (L&R875 + S&W310) |
1単位 |
L&R + S&W | 1305 (L&R945 + S&W360) |
2単位 | ||
北海学園大学 | 法学部 | L&R | 600 | 2単位 |
L&R | 730 | 4単位 | ||
L&R | 900 | 6単位 | ||
S&W | S120 W120 | 2単位 | ||
S&W | S130 W140 | 4単位 | ||
S&W | S160 W160 | 6単位 | ||
山梨県立大学 | 全学 | L&R | 570 | 2単位 |
L&R | 700 | 4単位 | ||
BLR | 89 | 2単位 |
~ スコアを英語科目の総合評価と全学部共通の単位取得の要件に~
TOEIC Programは全国の大学・大学院において、「入学試験でも」活用されています。
国公立大学
69校
北海道大学・国際教養大学・筑波大学・東北大学・千葉大学・お茶の水女子大学・東京大学・横浜国立大学・大阪大学・九州工業大学 etc…北海道・東北地方
25校
札幌学院大学・北海道科学大学・弘前学院大学・東北学院大学・石巻専修大学 etc…近畿地方
74校
同志社大学・龍谷大学・関西大学・近畿大学・京都外国語大学・京都先端科学大学・摂南大学 etc…東京都
67校
青山学院大学・学習院大学・芝浦工業大学・上智大学・玉川大学・中央大学・東京理科大学 etc…関東・甲信越地方
(東京都除く)
64校
獨協大学・千葉工業大学・関東学院大学・中央学院大学・群馬医療福祉大学 etc…北陸地方
6校
金沢学院大学・金沢工業大学・金沢星稜大学・北陸大学・福井工業大学・北陸大学 etc…東海地方
34校
中京大学・名古屋外国語大学・愛知淑徳大学・愛知大学・名城大学・岐阜聖徳学園大学 etc…中国・四国地方
21校
広島修道大学・徳島文理大学・岡山理科大学・吉備国際大学・広島経済大学 etc…九州・沖縄地方
30校
九州産業大学・西南学院大学・福岡大学・長崎外国語大学・立命館アジア太平洋大学 etc…基準以上のスコアを獲得している場合、英語科目の試験免除、あるいは加点対象となるなど専門学校や短期大学から大学へ編入する際の出願条件としてもTOEIC L&Rスコアは活用されています。
大学院においても、入学試験で活用されています。
国公立大学院
53校
北見工業大学大学院・北海道大学大学院・室蘭工業大学大学院 etc...私立大学院
24校
青山学院大学大学院・学習院大学大学院・慶応義塾大学大学院 etc...企業に今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキルは何かアンケートを取ったところ、第1位が英語力で、上場企業の3/4が重要視しているという結果になりました。
TOEIC Programを導入している企業・団体の約半数が、新入社員を採用する際の判断材料として、学生が取得したスコアを考慮していると回答しています。また、新入社員に期待する平均スコアは、TOEIC L&Rスコアが550点、TOEIC Speakingスコアが100点、TOEIC Writingスコアが110点となっています。
新入社員に期待する平均スコア
TOEIC® Programは2024年卒大学生就職企業人気ランキング(文系・理系の各上位50社、合計100社)において約7割の企業で採用されるなど、社会で広く活用されています。
全国通訳案内士 | TOEIC L&R900点、TOEIC S&Wの内、 Speaking Test 160点、Writing Test 170点のいずれかで第1次試験の外国語筆記試験(英語)が免除 ※
2025年4月現在、IIBC調べより
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地域通訳案内士 | 全国で導入している40地域のうち半数以上が応募要件・試験免除、英語力の目安の一つに活用 ※
2023年12月現在、IIBC調べより
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国家公務員 採用総合職試験 | 最終合格者決定時に600点で15点加算、730点で25点加算 ※
2023年12月現在、IIBC調べより
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教員 採用試験 | 全国47都道府県、20政令都市のうち9割以上が活用 全国47都道府県、20政令都市のうち3割以上がTOEIC S&Wも活用 ※
「TOEIC Tests 教員採用試験における活用状況(2024)」より
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自治体職員 採用試験 | 全国47都道府県、20政令都市のうち約2割が活用 ※
「TOEIC Tests 自治体職員・警察官採用試験における活用状況(2024)」より
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全国警察官 採用試験 | 全国47都道府県のうち約8割以上が活用 ※
「TOEIC Tests 自治体職員・警察官採用試験における活用状況(2024)」より
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~ なぜ経済学部で英語が求められるのか~
TOEIC Programのスコアは、その信頼性・一貫性を担保するため、データ分析や検証作業をはじめとする採点プロセスの管理を徹底して行っています。それにより、いつどこで誰が受けてもスコアがぶれずに英語力を把握することができます。
TOEIC Programの各テストは結果をスコアで提示するため、 授業や生徒の学習成果を測定・分析するのに役立ちます。また、スコアを基にした受験者同士の能力の比較や経時的な能力の推移が把握できます。
学習範囲の達成度を測るテストでは測定することのできない、英語コミュニケーション能力が授業や指導によりどの程度向上したのかを測定することができます。
TOEIC L&R・TOEIC Bridge L&R では同じ人が何度受けても、英語コミュニケーション能力に変化がない限りスコアも一定に保たれるように、スコアは一問何点といった正答数による素点(Raw Score)ではなく、スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理を行い算出されています。
解答データは米国のETSで採点
項目分析(アイテムアナリシス)による精度検証
統計処理によるスコアの同一化(Equating)
TOEIC® Programの開発・制作期間であるETSは世界180ヵ国以上、9,000ヵ所以上において、年間5,000万件以上のテストの開発・実施、採点を行っています。そのためETSは、多くの分野の専門家を雇用しています。TOEIC S&W、TOEIC Bridge S&Wの採点者は正式に許可を受けた大学の学士以上の学位を持ち、ESLなど、英語の非母国語者への指導経験が必要です。
採点の品質維持方法
採点前にテストを受けて合格しなければ、その日は採点することができない。
受験者1名の解答につき、各テスト3名以上の採点者によって設問ごとに評価される。
スコアリングリーダーなどが、採点のモニタリングをしている。
意思疎通に重点を置く採点基準
TOEIC® Programを導入している学校の6割以上が「英語学習へのモチベーションが維持できる」、半数以上の学校が「特定のスコアを目標にすることで、学生が達成感や自身をもてるようになる」と回答。
Q.TOEIC L&Rを実施することには、
どのような利点があると思いますか?(複数回答)
Q.TOEIC S&Wを実施することには、
どのような利点があると思いますか?(複数回答)
結果は合格・不合格ではなく、スコアで表示されるため、生徒の現在の英語力が客観的に分かります。英語学習の初・中級者には、TOEIC L&Rの簡易版であるTOEIC Bridge L&Rからトライすることもできます。
評価基準は常に一定であるため、一人一人のレベルに合わせて目標を設定することができます。
例えば、グローバル化が進んだ企業では、新入社員にも業務上で最低限のコミュニケーションがとれるような英語力が求められています。
企業が新入社員に期待するスコアの平均は、TOEIC L&Rスコアが550点、TOEIC Speakingスコアが100点、TOEIC Writingスコアが110点です。TOEIC® Programを活用している企業・団体を対象に、英語教育の実態について調査を行ったところ、新入社員の目標とする英語スキルの水準は「挨拶ができる:41.4%」次いで「簡単な業務連絡などができる:25.9%」となっています。
TOEIC L&RではScore Descriptors(レベル別評価)で、リスニング、リーディングにおける英語運用能力上の強みや弱みが確認でき、効果的な学習計画が立てられます。同様に、TOEIC S&WではScore Range Descriptors(スコアレンジ別評価)で、スピーキング、ライティングにおける強みや弱みが把握でき、レベルアップに必要な課題が明確になります。
~ 実社会で使える英語を身に付ける「音声教育」の成果を測定~
~ 成績評価に組み込むことで継続学習を促進~
~ スコアの伸びが与える達成感が積極的な学習に~
TOEIC Bridge Testsは、英語学習初級者から中級者を対象とした、日常生活で活きる英語の力を測定する、世界共通のテストです。 聞く・読む力を測る TOEIC Bridge L&R と 話す・書く力を測る TOEIC Bridge S&W により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。 英語を基礎から学びたい方や、TOEIC Testsへの架け橋としてとても効果的です。
初・中級者の4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力が測定可能です。 リスニングの出題スピードは、TOEIC L&R よりゆっくりで、例としてはネイティブスピーカーが「注意深く話す」際のスピードです。
日常会話はもちろん、メール、SNS、ビデオ通話など現代のコミュニケーションシーンや、複数人での会話、図表や写真などを使ったやりとりなど、実際の場面に即した英語能力が測定できます。