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【早期進路決定者向け】学習意欲の維持を図るため「TOEIC講座」を開設

実践女子学園中学校高等学校

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実践女子学園中学校高等学校01 実践女子学園中学校高等学校02
受験英語の「ゴール」を、実用英語への「スタート」へ
~早期進路決定者の学習意欲を維持し、大学での学びへ
スムーズに接続させるTOEIC® Programの活用~
英語科教諭 岩渕 摩耶氏

伝統と革新の教育現場が取り組む、学習の継続支援

本校は創立126周年を迎えた伝統ある中高一貫校です。「品格ある女性」を育成する建学の精神に基づき、中学1年次では茶道・華道・和装着付けなどから選ぶ「日本文化実習」を必修とするなど、伝統文化教育を重視しています。また、これからの時代に即したグローバル教育にも注力し、中学3年生以上を対象とした海外研修や多様な留学プログラム、ネイティブ教員による習熟度別授業などを展開。伝統と革新を融合させ、日本文化を英語で発信できる人材の育成を目指しています。

そうした中、近年の入試改革に伴い、本校でも進路決定の早期化が顕著です。現在、高校3年生の半数以上が指定校推薦や総合型選抜などを利用し、年内に進路を決定しています。そこで浮上した課題が、合格決定から入学までの約3ヵ月間にわたる「学習の空白期間」でした。一般入試組が2月の本番に向けて学力をピークに持っていくのに対し、早期決定者は学習継続に対するモチベーションが低下し、学習習慣が途切れてしまうことが懸念されていたのです。

この課題を解決し、生徒の意識を「高校生」から「大学生・社会人予備軍」へと切り替えるツールとして、2022年度より高校3年生を対象にTOEIC® Programを活用した「TOEIC講座」を開設しました。

「合格したから大丈夫」という過信を防ぐために

導入の最大の狙いは、早期合格者の学習モチベーション維持と、入学後のプレイスメントテスト(クラス分け試験)対策です。

年内に合格を勝ち取った生徒の中には、安堵感から「自分は合格したから大丈夫」と過信してしまうケースも見受けられます。しかし、高校までの「受験英語」と、大学や社会で求められる「実用英語」は別物です。受験勉強を継続していた一般入試組と比較すると、推薦組は入学時点で語彙力や処理能力が低下していることがあり、入学直後のテストで実力を発揮できず、本来の実力に見合わないクラスからスタートすることになりかねません。

「合否」ではなく「スコア」で自身の英語力を可視化できるTOEIC Programであれば、生徒に立ち位置を客観的に認識させ、学習意欲を再燃させることができると考えました。

「ロビー活動」で生徒の意識を変える

TOEIC講座は希望制の課外講座ですが、導入当初、生徒たちのTOEIC® Listening & Reading Test(以下、TOEIC L&R)への認知度は高くありませんでした。「名前は聞いたことがあるが、自分には関係ない」と考える生徒が大多数だったのです。

そこで、対象生徒を一人も取りこぼさないよう、学年の英語科教員総出で徹底した周知活動を行いました。ポスター掲示や学習管理アプリでの配信に加え、ホームルームや全ての英語の授業に教員が出向き、直接生徒に語りかけました。

その際、単に「テストがある」と伝えるのではなく、「進学先では入学前に必ずクラス分けテストがある」「そこで下のクラスになると、大学生活のスタートで苦労することになる」など、現実的な未来を突きつけました。時には「先輩たちはこれくらいのスコアを取っていた」と、生徒の危機感に訴える勧誘も行いました。

こうした地道な活動の結果、「受験が終わったから遊べる」という生徒の顔つきが「大学のために準備しなきゃ」と変化し、開設当初の予想を上回る数の生徒が受講を希望するようになりました。現在では生徒自ら情報を聞きつけ、「チャンスだから」と友人を誘って申し込む姿も見られ、2025年度の受講希望者は昨年度(2024年)と比べ、2倍の応募がありました。

教員の授業準備負担を軽減する「4時間完結型」の講座設計

実施体制においては、教員の負担を軽減しつつ最大の効果を上げるため、2時間×2週の計4時間で完結する講座設計を採用しました。

1週目の2時間は、概要説明やサンプル演習、受験に必要なPCのセットアップを行います。生徒募集や集金などの運営業務は教員が行いますが、授業自体の進行や説明はIIBCのサポートツールを活用することで、一から授業準備をする負担を大幅に減らすことができました。

2週目の2時間で、TOEIC L&R IPテスト(オンライン)を実施します。オンライン方式を選んだ理由は、試験時間が約1時間とコンパクトであること、そして何より「すぐにスコアが出る」点です。結果返却のタイムラグがないため、受験直後の興奮や悔しさが冷めないうちに次の学習へ繋げることができます。

「ショック」こそが最大の学習効果

受講後の成果として最も大きかったのは、生徒たちがスコアを見て受けた「ショック」です。

英検2級や準1級を持つ生徒でも、初めて受けるTOEIC L&Rのスピード感や語彙に苦戦し、予想より低いスコアが出ることがほとんどです。試験終了直後には「全然聞き取れなかった」と頭を抱える生徒の姿が見られます。

しかし、この「ショック」こそが、私たちが期待した教育効果です。「自分はできると思っていたが、まだまだだった」「入学までにやるべきことがたくさんある」と気づくことで、生徒の学習スイッチが再びオンになります。

実際に受講した卒業生からは、「受験勉強とは違う学習が必要だと気づいた」「大学でTOEIC L&Rが必須だったので、形式を知っていて良かった」といった声が寄せられています。生徒がポジティブに学習に向かう姿から、保護者からの理解も得られていると感じています。

高大接続の一手として学校全体も歓迎

TOEIC講座の導入は、英語科だけでなく学校全体からも好意的に受け入れられました。

高校3年の3学期は特別講座期間となり、多くの教員が「進路が決まった生徒にいかに有意義な時間を提供するか」と頭を悩ませていました。生徒の将来に直結し、かつ緊張感を持って取り組めるコンテンツが求められていたのです。

その点、TOEIC Programは「英語力向上」に加え、「キャリア教育」や「高大接続」の側面も持ちます。「生徒に新たな目標を与えられる」「大学や就活で役立つ指標」というメリットは、管理職や他教科の教員からも高く評価され、「ぜひやってほしい」という歓迎ムードの中で導入が進みました。教員側にとっても、生徒のモチベーション管理という課題を解決する有効な施策となりました。

高校3年次への定着と一般入試組への拡大も検討

導入から3年目を迎え、現在は「早期進路決定者向け講座」として定着しつつありますが、今後はさらに活用の幅を広げたいと考えています。

一つは一般入試組への展開です。合格が決まる2〜3月の卒業式前後に受験機会を設ければ、大学入学前の「英語力の健康診断」として活用できます。オンラインなら自宅受験も可能なため、登校不要で実施できれば、より多くの生徒がスコアを持って卒業できます。

そして最大の目標は、本講座を「高校3年次の恒例行事」として定着させることです。「進路が決まったらTOEIC L&Rを受ける」という流れが文化として根付くよう、教科全体で連携していきます。

変化の激しい入試環境において、合格だけがゴールではありません。その先の大学生活、そして社会人としてのキャリアを見据え、自律して学習できる生徒を送り出すこと。そのための「高大接続」のパスポートとして、今後も積極的に活用していきたいと考えています。

 

Student's Voice

TOEIC講座を受講してどう変わった?

高校3年次にTOEIC講座を受講し、現在大学で活躍している卒業生に、受講のメリットや当時の心境を聞きました。

Point 1 客観的な指標で自身の英語力の「現在値」を把握

・高校までは英検中心だったため、TOEIC Programがどのようなものか理解できていませんでした。英検と同じような試験だと思っていましたが、実際に受けてみると形式や時間配分は体験しなければ分からないものだと痛感しました。

・今までのテスト形式を丸暗記するだけの勉強ではなく、英語力を多角的に身につける必要があると実感しました。英検とは違い、型にはまった勉強法ではないため最初は苦労しましたが、知識の定着に役立ちました。

・客観的な指標でスキルを測れたことで、自分自身のリスニング力不足を痛感しました。それ以来、英語による講演配信を聞くなど、学習への意識が大きく変わりました。

Point 2 高校生のうちに「形式」に慣れておくメリット

・大学入学後にTOEIC L&R IPテストを受けた際、高校生のうちに講座を受けていて本当に良かったと感じました。テスト形式に慣れていたおかげで、落ち着いて受験することができました。

・TOEIC Programのスコアは将来に役立つスコアだと思うので、高校生のうちに問題に触れておくだけでも大切だと感じました。英語が得意でなくても、早く始めた人ほど確実に得をする講座だと思います。

Point 3 学習への意識が変わり、英語を使う自信がついた

・高校の時に受講したTOEIC講座を通して、英語への苦手意識が減り、もっと力を伸ばしたいと思うようになりました。受験後も単語やリスニングなど、できる範囲で継続して英語に触れる習慣がつきました。

・読解力などの基礎的なスキルを学んだことで、海外の友人と話す時や旅行時にも英語を躊躇せずに使えるようになりました。今の自分の現在値を知るためにも、ぜひ受講をおすすめします。

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