データ分析で英語力の底上げを図り、就職活動の強みにする

静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校

WEBサイト
静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校01 静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校02
夢を叶える翼としての英語力
~ホスピタリティ業界のプロを育む、
TOEIC® Programを活用した指導体制~
グローバルビジネス科 教諭 アンソニー・クック氏
グローバルビジネス科 学科長 山梨 千恵子氏

エアの学生としての誇りと、プロへの助走

2008年に開校した本校は、航空・観光・ホテル・ブライダル・国際ビジネスといった国際・ホスピタリティ業界に特化した人材育成を行う専門学校です。

2024年に移転した新しいキャンパスには、航空機の機内を再現した客室実習室や、チェックインカウンターを備えた搭乗実習室、ホテルのバンケットルームを模した実習室など、各業界の現場をそのまま切り取ったような施設が整備されています。こうした環境で学ぶことは、単なるスキルの習得だけでなく、学生たちのプロ意識を醸成する上で重要な役割を果たしています。

本校の学生の特徴の一つに、「エアの学生」としての高い意識があります。彼らは制服に身を包んで登下校し、常にホスピタリティのプロにふさわしい立ち居振る舞いを実践しています。こうした学生たちの姿勢は、地域の皆様からも一目で「エアの学生だ」と認識していただくことにつながっていますし、私たち教職員の誇りです。

そんな学生たちが目指す世界の共通言語は英語です。客室乗務員や空港のグランドスタッフ、ホテルスタッフなどにとって英語は欠かすことのできないツールです。

しかし、高校を卒業したばかりの学生たちの多くは、まだそのツールの使い方を知りません。私たちの英語教育の目的は、彼らが自信を持ってこのツールを使いこなし、世界中の人々と心を通わせられるプロフェッショナルへと育てることです。

英検からTOEICへ。基礎から実務への段階的移行

航空業界や外資系ホテルなど、学生たちが目指すフィールドでは、英語力の実践的な証明としてTOEICスコアが不可欠です。そのため本校では、開校当初からTOEIC® Programをカリキュラムの柱として位置づけてきました。

しかし、多くの学生にとって、いきなりTOEIC® Listening & Reading Test(以下、TOEIC L&R)に取り組むことは容易ではありません。高校までの英語学習は、いわゆる受験のための英語が中心であり、日常生活やビジネスシーンで使用される英語とは性質が異なるからです。入学直後に受験すると、ビジネス特有の語彙やスピード感に圧倒され、「自分には無理だ」と自信を失ってしまう学生も少なくありません。

そこで本校では、学生が挫折することなくスムーズに実務英語へ移行できるような接続基準を設けています。

まずは、高校までの学習の延長線上にある英検を活用し、基礎力を確実に固めます。そして、準2級取得という基準をクリアした学生から順次、本格的にTOEIC Programを活用したカリキュラム「TOEICコース」へと移行していきます。これは、学生たちが自信を失うことなく、ビジネスで通用する英語へとスムーズに移行するためのステップです。

このTOEICコースは、習熟度に合わせて「450点」「600点」「730点以上」という3つの目標スコア別クラスに分かれます。学生の現在地と目指すべきゴールに合わせたクラス編成を行うことで、無理なく実力を養える体制を整えています。

そして、このコースのカリキュラムの一環として、年3回のTOEIC L&R の団体特別受験制度(IP:Institutional Program、以下IPテスト)を実施しています。日々の授業で力をつけ、定期的なテストでその成果を確認するというサイクルを回すことで、学生は自身の成長を可視化でき、中だるみすることなくモチベーションを維持できます。

特に、高い語学力と国際ビジネスの知識を武器に、業界を問わず活躍できる人材育成を目指すグローバルビジネス科においては、より高度な英語の発信力が求められます。この学科では、成果を多角的に測るために年に1回、TOEIC® Speaking Testも受験しています。「読む・聞く」だけでなく「話す」力を測ることで、留学に向けた実践力を高めるとともに、英語面接への対応力を養っています。

合否ではなくプロセスを可視化するデータ分析

私たちがTOEIC Programを継続している理由は、世界基準の公平性・信頼性はもちろんですが、合否ではなくスコアで評価される点に意義を感じているからです。

学生を指導する上で、私たちが最も大切にしているのが分析です。学生たちはどうしても、トータルのスコアだけに一喜一憂してしまいがちです。スコアが下がったり、伸び悩んだりして落ち込むこともあります。しかし、合計点だけを見ていては、本当の課題や成長は見えてきません。

そこで私たちは、スコアレポートにある項目別正答率(Abilities Measured)を活用します。リスニングであれば短い会話や長い会話の理解度、リーディングであれば語彙力や文脈理解力といった項目ごとの正答率を示したデータです。

それぞれの項目から、学生一人ひとりの現在の強みや弱みを分析し、指導の具体的な指標としています。例えば、ある学生が読解力や語彙の項目で課題を抱えていることが分かれば、授業やホームワークなどでより多くの時間をかけるようにしています。そうした地道な積み重ねが結果として英語力の底上げにつながります。

分析結果に基づく具体的なフィードバックにより、学生自身も不足している部分を客観的に把握し、納得感を持って次のステップに進むことができます。自分の課題が明確になることで、かえって学習意欲が高まり、成長を実感しながらモチベーションを維持することにつながるのです。

スコアを単なる結果として終わらせるのではなく、次の学習へのプロセスとして活用する。これこそが、挫折させずに学習を継続させるための鍵だと考えています。

また、IPテストを活用することで、受験から約1週間という短期間で結果を返却できる点も、指導の効果を高めています。受験の記憶が新しいうちにフィードバックを行うことで、学生の学習サイクルを止めない工夫をしています。

実体験のないビジネス感覚を補う、教員配置とレベル別指導

TOEIC L&Rの学習を通して、学生たちが直面するもう一つの課題は実際のビジネス経験がないことです。

まだ社会に出たことのない学生にとって、在庫の発注トラブルや、会議の日程調整、同僚への業務引継ぎといった場面設定の問題は、日本語であっても想像しにくいものです。

この課題を乗り越え、早期のスコアアップを実現させるのが、本校のレベル別指導体制です。本校では目標スコア別にクラスを分け、各クラスの担当教員によるレベルに合った指導を行っています。

例えば、英語学習の基礎からビジネス英語への橋渡しとなるクラスや、TOEIC L&Rで600点を目指すクラスは、主に日本人教員が担当します。日本人教員は、学生がどこでつまずいているかを肌感覚で理解しています。「日本人はこういう発想をしがちだけど、英語ではこう考えるんだよ」「この単語は、会社で備品を注文するときに使う言葉だよ」といった具合に、英語そのものだけでなく、その背景にある文化やビジネスの文脈を丁寧に日本語で補足していきます。

一方で、TOEIC L&Rで730点以上を目指すクラスでは、英語母語話者の教員が担当し、テストの構造分析やアウトプットの実践的な指導に注力します。

こうした教員配置に加え、私たちはデータ分析に基づいた学年・クラスの全体的な傾向を教員間で共有し、課題と指導方針について共通認識を持ちます。一貫した指導体制と教員間の連携によって、学生たちは英語を単なる記号としてではなく生きた言葉として理解し、自らを成長させることにつながっています。

壁を乗り越えて世界へ

こうした環境と指導のもと、学生たちは驚くような成長を見せてくれます。

先に触れたグローバルビジネス科では、TOEIC L&Rで700点、TOEIC Speaking Testで120点という目標を掲げています。学生たちは2年間で平均してTOEIC L&Rで100点から140点のスコアアップを実現しています。

象徴的なエピソードもあります。入学直後にTOEIC L&Rで370点だったのが卒業時には750点までスコアを伸ばした学生もいます。レベル別学習がうまく機能している例だと思います。

また、海外留学の経験がないにも関わらず、800点台を取得する学生も珍しくありません。英語力の向上が自信となり、当初は高望みだと思っていた外資系企業や、難関とされる中東系航空会社への就職を決めた学生もいます。

彼らの多くは、400~500点台からスタートしています。特別な才能があったわけではありません。「エアの学生」としての志と、正しい学習法、そして学校全体で目標に向かう雰囲気があることで、壁を乗り越えることができたのだと思います。

スコアはゴールではなく、未来へのパスポート

TOEIC Programのスコアは、学生の英語力を可視化し、就職活動における大きな武器となります。しかし、スコアを取ること自体が最終的なゴールではありません。大切なのは、TOEIC Programの学習を通じて培った、継続する力、異文化を理解しようとする姿勢、そして自信です。

スコアは、彼らがプロフェッショナルとして社会に出るためのパスポートに過ぎません。そのパスポートを持って、どのようなキャリアを切り拓き、自らの可能性を広げていくか。それこそが最も重要なことです。

卒業後、彼らが英語というツールを自在に使いこなし、輝いている姿を見ること。それが私たち教員にとって、何よりの喜びであり、教育の原動力となっています。

これからも本校は、学生一人ひとりに寄り添い、データに基づいた指導と情熱で、彼らの夢の実現を全力でサポートしていきます。

(2026年2月取材)

(テスト名称を含め掲載情報は取材当時のものです)

卒業生の声

TOEICコースを受講してどう変わった?

Sさん 入学時:英検準2級 TOEIC L&R 入学後:530点 → 卒業時:870点

自分とスコアが近い仲間と同じクラスで、自分の弱点克服に集中して取り組めました。切磋琢磨できる環境でモチベーションを維持して学習を続けることができました。

Yさん 入学時:英検2級 TOEIC L&R入学後:650点 → 卒業時:885点

TOEIC L&Rの高いスコアが、将来の選択肢が大きく広がると実感しました。試験の1週間前からTOEIC学習に打ち込めるサポート体制など、恵まれた環境でTOEIC L&Rの受験に臨めました。

Fさん 入学時:英検資格なし 入学後:英検準2級取得 → 卒業時:TOEIC L&R 555点

苦手だったリスニングも、先生方の熱心なサポートや、英語を聞く時間を増やすなどの工夫で克服できました。スコアが伸び、海外の方との会話が理解できた時は大きな達成感を感じました。

事例を絞り込む

60件(全60件)

団体種別

企業
官公庁・自治体
大学・大学院
専門学校
中学・高等学校

キーワード

人事制度(昇格・採用等)
研修・社員育成
海外研修・出張等
自己啓発・レベルチェック
クラス分け
入試・進学前準備
成績評価・単位認定
進級・卒業要件
学習進度・レベルチェック
目標設定(実力養成)
キャリア教育・支援
特色あるプログラム・国際交流等

試験種類

TOEIC L&R
TOEIC S&W
TOEIC Bridge Tests
オンライン

事例を絞り込む

60件(全60件)

絞り込み条件

事例を絞り込む

団体種別

企業
官公庁・自治体
大学・大学院
専門学校
中学・高等学校

キーワード

人事制度(昇格・採用等)
研修・社員育成
海外研修・出張等
自己啓発・レベルチェック
クラス分け
入試・進学前準備
成績評価・単位認定
進級・卒業要件
学習進度・レベルチェック
目標設定(実力養成)
キャリア教育・支援
特色あるプログラム・国際交流等

試験種類

TOEIC L&R
TOEIC S&W
TOEIC Bridge Tests
オンライン